最近思うこと
日本語

最近ふと日本語ほどビジュアル的に美しい言葉はないと思うことがある。アルファベットのようなクールさはないけど、日本語(とくに仮名)の優雅さは素晴らしいと思う。見ていてなんだか気持ちよくなってくる。

漢字は中国などでも使われている(というか中国のものだ)けど、仮名は日本独自の文化だ。「日本語=仮名」と行っても過言ではないだろう。ぼくは文章を書くときには、いつもできるだけ漢字を使わないようにしている。漢字を使うときは仮名だとおかしいときと、かなが続きすぎるときだけだ。文章全体をみて、漢字と仮名のバランスがおかしくならないように気をつけている。

以前バカなカメラマンが「日本語ローマ字化計画」なるものを唱えていたけど、何を考えているんだろう。本人は日本語をクールに表現するのがむずかしくてそう思ったそうだ。確かに日本語でアルファベットのようなクールさを出すのはむずかしいけど、日本語(漢字や仮名)を使うのがイヤなら英語やフランス語のような言葉を使えばいいのに……。その中途半端な日本語へのこだわりがわからない。

それから、コンピュータを使っていると日本語(2バイト文字)が邪魔でしかたなく思うときがあるけど、それだけ上等な言葉だと思えば少しは心も落ち着く、かな?

6/21/1997